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【鉄道トリビア】Σ(・□・;)意外と速いSL!(2018年12月9日)

さて今回も「鉄道」の話を掲載しようと思います。今日取り上げるのは・・・

蒸気機関車(SL)について掲載いたします。SLといえば「煙がモクモク」「煙たい」「夏は暑ぐるしい」「おそい」ということであまりイメージを持ちません。ただ、その一方で「味がある」「昔に戻ってなつかしい」「味があって趣深い」という意見があります。

今日は蒸気機関車の歴史として「世界最速の蒸気機関車」を紹介したいと思います。

世界で一番速い蒸気機関車は?

世界で一番速い蒸気機関車は「マラード」号

1938年7月3日に、ロンドンからイギリスの東海岸を走るロンドン&ノースイースタン鉄道で最新鋭の蒸気機関車が登場したとのことで記者や鉄道関係者を集めて、お披露目することにしました。

蒸気機関車をお披露目するだけでなく、「こんなに速く走れるんだぞ!すごいだろ!」ということを世界中にアピールするためでもあります。

当時は第一次世界大戦中であり、最速の蒸気機関車が出たということはその国は軍事力は高いということをアピールすることと同じことです。

引用:鉄道ホビタス 編集長敬白 マラード号75周年を祝う(上) 影山惣一氏撮影
参考文献:http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2014/01/27_11.html
(名取紀行氏投稿)
※興味のある方はぜひ、参考文献を読んでみてください。かなり面白いですよ!
最速の機関車登場が対戦国に脅威を与えさせることになるのです。(ドイツのヒトラーを指揮者とするナチスが代表例です)

世界最速時速126マイル/h(202.7km/h)を出したマラード号

蒸気機関車は遅いイメージがありますが、1938年7月にマラード号が202㎞/hを出しました。しかも80年前に想像を超えるスピードを出してしました。大きな目的は最大の強敵である「ドイツ国鉄」に勝つということです。イギリスの鉄道技師たちはドイツに勝つため、技術力を結集し、一生懸命やった結果でもあったのです。

引用:交通ブックス117 蒸気機関車の技術史 3ページ (斉藤晃氏著) 成山堂出版

世界の鉄道をひっくり返した蒸気機関車「マラード」号

不利な地形でも打ち勝ったマラード号

その速度を出したのが前述に出したロンドン&ノースイースタン鉄道です。当時の設備はあまりいい状態でなく、地形自体も山地も多く、カーブもあるため、かなり不利な状態となっておりました。

ドイツの国鉄がすでに時速200㎞をすでに出しており、ドイツ国鉄はイギリスの地形と比較すると比較的、平坦で有利な状態だったのです。それでもイギリスはそれに打ち勝つ必要があったのです。イギリスはどうしてもドイツに勝たなければならないということでもあったのです・

記録を出すためには「その速度」を出すだけでなくブレーキ性能も優れていないと記録として認められません。そうするためには蒸気機関車の耐久性も高くないとダメだということになります。

その後、破られることがなかったマラード号

その後、1940年代に入り、第2次世界大戦に入ることになりますが、ドイツもマラード号を越す蒸気機関車を作ろうとしたのですが、断念することになります。ナチス自体も弱体化し、その資金も出すことができなくなってしまったのです。

そして戦後からは、蒸気機関車は時代遅れを向かい、電気機関車を作っていこうとなったのです。

日本国内最速の蒸気機関車は?

日本での最速蒸気機関車はC62形217号

1954年12月15日、C62形217号機が木曽川鉄橋において時速129km/hを記録しました。戦後でしたがまだ、日本ではSLがまだ現役で走っていました。この機関車は愛知県名古屋市にあるリニア・鉄道館のエントランスに出展しておりますので興味のある方は見に行くといいでしょう!
リニア・鉄道館ホームページ http://museum.jr-central.co.jp/

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